木目が滑らかで非常に美しい榧の木から手彫りで彫り上げられた 摩利支天像 です。
複雑な格好ながら勢いを感じられる姿で見事に彫られています。
榧ならではのきれいで味のある仕上がりの一点です。
マリシテンの「マリシ」は梵語(Marici)で太陽や月の光線を意味します。
摩利支天は陽炎(かげろう)を神格化したものであり、陽炎は実体がないので捉えられず、焼けず、濡らせず、傷付かない。
隠形の身で、常に日天の前に疾行し、自在の通力を有すとされました。
日本では平安時代に伝えられ、武士や相撲の力士などに、必勝祈願の神として崇められました。
禅宗や日蓮宗でも護法善神として重視されています。
※とても細かい彫りです。人差し指と比較した写真がございますのでご覧ください。
■材質:榧(カヤ)
■サイズ:
・全体:高28×幅14×奥9cm
・本体:高20×幅13×奥6cm |
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