高級銘木である柘植から手彫りで彫り上げられた鬼子母神像です。 元々はインド神話に登場する羅刹女であり、鬼神・般闍迦(はんじゃか)の妻とされ、500人(一説には千人または一万人)の子の母でありながら、常に他人の子を捕えて食べてしまうため、釈迦如来は彼女が最も愛していた末子・愛好を隠して子を失う母親の苦しみを悟らせ、仏教に帰依させたといわれています。以後、仏法の護法神となり、子育てや安産、子供を守護する善神となりました。盗難除けの守護とも言われています。 鬼子母神の仏像の形は様々ですが、主として天女型と鬼女型に分かれます。 天女型の場合は歓喜母・愛子母などともいい、胸に赤ん坊を抱いて左手を添え、右手には吉祥果を捧げ、足元に2~3人の子供が寄り添っています。 一方、こちらの像は鬼女型といい、恐ろしい形相で直立し合掌している姿となっています。 ※木目・彫の微妙な違いはありますが、在庫がいくらかございます。お求めの方は、ご相談ください。 ■材質:柘植/黄楊(ツゲ) ■サイズ:高25×幅17×奥5cm